日本語能力試験の試験対策として、『ユーキャン』の通信講座についてまとめました。これから日本語能力試験を受けようとお考えの方、ユーキャンの通信講座を受講したいとお考えの方の参考になれば幸いです。
ユーキャン『日本語教師養成講座』は2018年に開講した、通信講座の中でも新しい通信講座です。今回は、その通信講座の特徴や魅力をお伝えしたいと思います。
ユーキャン『日本語教師養成講座』の特長
過去の試験問題から分析されたオリジナルテキスト
ユーキャンのテキストは、各分野、経験豊富な日本語教育の専門家によって全面監修されています。
過去の日本語能力試験をもとに、どのような問題がよく出されているか、その傾向を徹底的に分析し、合格に必要な内容に的をあてたテキスト内容となっています。
【画像(以下):生涯学習のユーキャンより】
- 社会社会・文化・地域
- 言語と社会/言語と心理
- 言語と教育
- 言語一般
- 音声・聴解/記述問題
試験に出そうな問題に的をしぼって学習を進められるので、試験対策には効率的な学習ができるので、時間がない方にはぴったりの教材です!
テキストのサイズはB5サイズで、持ち歩きに便利なのが嬉しいポイントです。
通勤の電車の中や家事、仕事の合間などの時間も有効に活用し、忙しい日々の中でもテキストを持ち歩き少しずつ学習が進められます。
テキストの章の最初には、その学習におけるポイントが会話や事例、イラストなどで紹介されています。
「考えてみましょう」と、クイズ形式になっているので、楽しくテキストの内容に入ることができるばかりでなく、学習したことも記憶に残りやすくなります。
文章中の重要なキーワードは赤字になっていたり、細部までこだわられていて、初めて学習される方でもスムーズに読み進めることができます。(徐々に難しい内容になっていきます)
解説や補足、先生からのアドバイス、試験の傾向や対策、ポイントなどが丁寧に記載されていて、読み応えもたっぷりあります。
各章ごとに理解度チェックの問題が設けられているので、読むだけでなく問題を解きながら、理解を深めることができます。
『試験対策問題集』は、過去の日本語能力検定試験からよく出題された問題が厳選されて、
オリジナル問題と過去問題を合わせて、編集された問題集となります。
問題を解くことで、試験の形式や問題に慣れていきます。
リスニングも強化できる聴解対策用CD
聴解問題は、基礎的な知識と共に、音を聞いて判断しなければならない力も必要となります。
『聴解対策CD』は、出題形式に合わせて問題を解いていくので、実際の試験同様の形で練習することができます。
さらに解説もついているので、聴解の解き方についての理解も深まります。
実際の授業がイメージできるDVD
実際に授業の様子がイメージできるDVDで、授業の進め方や学習者とのやり取りなどの想像を膨らませることができます。
これから日本語教師になりたい方は、モチベーションのアップにもつながるでしょう。
既に日本語教師の方は、改めて授業のコツを確認したり、こういう進め方もあるのかといった参考になると思います。
実力チェックができる添削課題
各分野など9回の添削課題がついてきます。
添削課題を送ると、詳しい解説や丁寧なアドバイスを受けることができ、自分の弱点を見出し、合格へのステップアップにつながります。
記述式問題やリスニング問題も含まれているので、文章表現の方法も身に付きます。
講座の進め方
0.スケジュール、学習の計画を立てる
ユーキャンの通信講座は通常8カ月で学習が終わるカリキュラムとなっています。
次回の試験まで、8カ月を切っている場合は、その月数に応じたスケジュールを組みます。
教材が届いたら、まずはスケジュールをチェックしましょう!
そして、同封されている『ガイドブック』の学習の進め方を見ながら、モチベーションへとつなげましょう。
1.テキストを読んで基礎固め
丁寧に解説されたテキストを読み進めます。
最初は分からなかったり、覚えられなかったりすることがあるかもしれませんが、とにかく先に進みましょう。
全体の学習を終えて、見えてくるものもあるので、一つのページに時間をかけて一つ一つ進めるよりも、最初から最後まで何周も繰り返し読んだ方が理解も深まり、定着しやすいです。
2.問題演習で実際の試験対策・リスニング対策も
基礎ができたら、『試験対策問題集』で、実際に問題を解いてみましょう!
過去問も掲載されているので、実際の試験形式に慣れることができます。
テキストと問題演習の反復で、間違えたところを中心に何度も練習し、知識を定着させます。
聴解問題は得意、不得意が分かれますので、『聴解対策CD』で自分の得意、不得意を知り、対策を講じましょう。
3.添削課題で弱点克服
各分野の学習が終わったら、それぞれ添削課題に取り組み、郵送します。
添削された答案をもう一度見直し、弱点克服に努めましょう。
試験は全部で5つの分野がありますが、分野が混ぜ合わさった応用問題も出題されます。
そのため第9回の添削課題である『総合実力診断テスト』もしっかり行って見返すことが大切です。
こちらは、日本語教育能力試験の本番と同じレベルの問題が出題されていますので、時間をはかり、模擬試験として行うとよいでしょう。
4.試験本番
日本語教育能力試験は例年10月に実施されます。
テキストの見直しをしたり、弱点ノートを作っておき見直したり、試験直前まで万全の対策と努力で乗り切りましょう。
▽ユーキャン公式サイトで詳細をチェック!
ユーキャン通信講座【教材詳細】
教材内容
▽メインテキスト 5冊
1.社会・文化・地域
2.言語と社会/言語と心理
3. 言語と教育
4.言語一般
5.音声・聴解/記述問題
▽副教材
- 試験対策問題集 3冊
1.社会・文化・地域/言語と社会/言語と心理
2.言語と教育/言語一般
3.音声・聴解/記述問題/試験Ⅲ対策
- 添削課題集 1冊
- DVD 1巻
- CD 2巻
- ガイドブック
- 添削関連書類一式
- その他
- 添削:あり 全9回(総合実力診断テストを含む)
- 質問:可能 (1日3問まで)
- 標準学習機関:8カ月
※標準学習期間は8ヵ月ですが、受講スタートから試験月までが8カ月ない場合、次の年の試験まで添削や質問などが継続されます。
受講料
一括払い | 59,000円 |
分割払い | 4,980×12(12カ月)= 59,760円(消費税込) |
ユーキャンの評判
勉強過程の口コミ(勉強方法など)
【要約(参照ページ:ユーキャンコミュニティ学びーズ )】
- テキスト4冊目に入ってから全然頭にはいってこない。こんな状態で試験を受けられるのか自信がなくなってきたけど、頑張らないといけない。自分の理解力が足りないのかもしれない。とりあえず、読み進めようと思う。
- テキストの暗記をじっくりするのではなく、全体を読み終えようと思い、マーカーでチェックしながら読んでいる。ネット上のスピードチェック問題を解くと、意外と頭に残っていて少しほっとする。1周読み終えたら、2週目を読んでから問題集に入りたい。
- 6回目の課題にチャレンジした。音声は、非常に難しい。
- 1回目は覚えている、覚えていない、理解している、理解していないは気にしない。全体を把握してから徐々に攻めていく感じで資格取得の勉強はこれまでもやってきた。頑張ろう。
- テキストや解説書を読んでも理解できないところが多く、モチベーションも下がるので、問題にチャレンジして、テキストや用語集、解説書等で勉強する。たくさん問題を解けば、分かることも増えると思って、頑張る。
学習サポート
学習サポート「学びオンライン」
(参照:学びオンライン)
- 学習スケジュールの管理(合格・終了の目標設定)
- Webテスト(隙間時間に理解度の確認)
- 解説動画の視聴(合格ポイントを講師が解説)
- 質問メール(講師やスタッフに気軽に問合せ)
まとめ【通信講座ユーキャンのいいところ】
他社のテキストと比べると、教材のボリュームが少ない点が気がかりになるかもしれませんが、ユーキャンの日本語教師養成講座では、テキストの内容を徹底的に分析し、的を絞った効率的な学習ができます。
また、なんといっても他社と比べて費用が安いのも魅力的です。
学習に時間をかけられないという方や、安く受講したいという方には、おすすめの通信教材です。
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