日本語教育能力試験を受験しようとお考えの方や、アルクの通信講座を受講しようか検討している方に向けて、『NAFL日本語教師養成プログラム』についてまとめました。
講座の特徴
受講者8万人、開講30年の安心感
アルクの「NAFL日本語教師養成プログラム」は、日本語教育能力試験を含め、日本語教育について知識豊富なスタッフと講師軍によって製作されたものです。ボリュームたっぷりでかつ、丁寧に作りこまれた教材を武器に、開講30年、累計の受講者数8万人越えという、この業界でトップクラスの実績を誇ります。
受講生の高い合格率
日本語教育能力検定試験の合格率は毎年20~25%前後と狭き門となっていますが、アルクのNAFL修了生で検定試験を受験した人の合格率は66.3%と、平均の約2.8倍も高い合格率となっています。
教材内容の濃さ
テキスト24冊
出典(以下):アルクのオンラインショップ
メインとなるテキストは、なんと24冊というボリュームたっぷりの内容となっていますが、講義風の話しかけるような文体で書かれているので読みやすく、すらすら次へ次へと進める構成となっています。
テキストの内容も最新の出題傾向を反映し、毎年内容の見直しが行われているので、安心感があります。
試験対策問題集
別冊の試験対策問題集も付いています。
苦手とする人が多い音声・聴解分野は、反復練習用のCD、復習に役立つポイント解説で弱点克服を目指します。
インターネットを使った課題提出
実力診断テスト(24回)
各テキストの巻末に実力診断テストが収録されています。
テスト問題を解き終えたら、アルク受講生専用サイト「テストコ」から提出します。
各分野の理解度チェックだけでなく、試験直前の総復習にもおすすめです。
※インターネット環境が必要です。
※テストの提出は順不同でまとめての提出も可能です。
記述式問題の添削指導(2回)
日本語教育能力試験では、記述式問題の出題もあります。
そのため、記述問題の添削指導があるのはとてもありがたいですね。
採点は経験豊富な専任スタッフが担当し、丁寧なコメントや模範解答が添えて返却されます。
※添削指導で不合格だった場合、受講期間中は何度でも再提出できます。
テキストと併用できるCD
テキストとセットになったCDがあります。
テキストと連動している部分もあるので、自分で読んでいて退屈になってしまったときには力になります。
また、発音練習や聴解練習にも使えます。
出身国別の日本語の発音の特徴など、文章だけでは分かりづらい内容を耳から実際に聞くことで理解度が増します。
教育実習が垣間見えるDVD
DVDは、テキスト第18巻の「日本語教育実習」と併用して使います。
テキスト第18巻を担当した南山大学教授の坂本正先生とゼミの生徒4人による模擬授業を題材に教育実習のポイントが解説されています。
「もっとこうした方がいい」という先生の指摘もあって、見ていて面白く、モチベーションの維持にもつながりそうです。
テキストで学習したことを活かす方法が、このDVDを通じて習得できるかと思います。
重要キーワード集300
試験に頻出する専門用語などを厳選した単語集が付いてきます。
テキストと合わせての復習や、隙間時間の復習に便利です。
コンパクトなサイズですが、基礎的な語彙、専門用語、学術用語がバランスよく収録されいます。
試験当日まで常に持ち運び、見直しに徹することができますね。
模擬テスト
日本語教育能力試験を想定した問題冊子と聴解問題用CD、解答・解説で、本番の試験をイメージすることができます。
弱点や時間配分の仕方についても把握できます。
※試験Ⅰ~Ⅲ各1回分で自己採点方式
修了証の発行
すべての提出課題を受講期間内に提出すると、コース終了時に終了証を発行してもらえます。就職する際に、何もないよりは「修了」という形で履歴書に書けるので有効的かと思います。
※修了証は講座の修了を証明するもので、日本語教育能力検定試験は講座とは別に受験をして合格しなければなりません。
最短3カ月での学習も可能
アルクが提示している標準的な学習プランでは12カ月となっていますが、自身の学習ペースや日本語教育能力検定試験の日程に合わせて、3カ月もしくは6カ月などの短期集中学習で始めることもできます。
就職サポートセミナー
アルクNAFL受講生だけの特典として、検定に合格した後の日本語教師としての就職を見据えた就職サポートセミナーが開催されいます。
セミナーでは、求人情報の収集方法、面接対策など日本語教師として就職することをサポートしてくれるセミナーとなっています。
スマホで学習ができる専用アプリ「ALCO」
アルクの受講生専用サイト「テストコ」が利用できます。
提出課題はすぐに採点されて、その場で合否が分かります。
また、学習プランを設定できるカレンダー機能や学習の進捗状況が記録できる機能などもあり、自己管理が徹底できます。
▽アルク公式サイトで詳細をチェック!
講座内容
教材内容
- コースガイド
- テキスト24冊
- 別巻問題集1冊(CD付き)
- CD7枚
- DVD1枚
- NAFL模擬テスト1回(自己採点式。CD、解答と解説付き)
- 日本語教育能力検定試験 重要キーワード集300 1冊
- 実力診断テスト24回
- 記述式問題の添削指導2回
- 修了証(終了時)
※1年間の期間延長(有料)ができます。
※テストの提出はインターネット接続のもと、アルクの受講生専用サイト「テストコ」から提出する必要があります。
- 日本語教育の現状
- 日本語教授法1
- 日本語教授法2
- 日本人の言語行動
- 言語学の基礎
- 第二言語習得論
- 日本語の音声1
- 日本語の音声2
- 異文化理解と心理
- 日本語の文法‐基礎
- 日本語の文法‐応用
- 日本語史/日本語教育史
- 日本語の文字表記
- 日本語の語彙・意味
- 社会言語学
- 日本語の話ことば
- 日英の対照研修‐付、日中、日韓の対照研究
- 日本語教育実習
- 聞き方の教育/読み方の教育
- 話し方の教育/書き方の教育
- 異文化人間教育とコミュニケーション教育
- 日本語教育評価法
- 視聴覚メディアと日本語教育
- 世界と日本
受講費用
一括払い | 103,400円(税込) |
※分割払い可、国内送料無料、標準学習時間3カ月〜12カ月、
口コミ・評判
【要約】
・教科書のような言葉がたくさんあると、途中で退屈になって辞めてしまいますが、アルクの教科書は口語調で書かれていて、とても読みやすくて続けられそうです。
・語りかけるように書いてあるテキストで、よくある参考書のような堅苦しさがないNAFLの教材は自分に合っていると思います。(著書によっては、少し固い分野もありましたが)
・図解が豊富です。文章も口語で読みやすかったです。日本語教師養成講座に通っていたときは、分からないことがあってもどんどん進んでしまいましたが、NAFLの教材は、説明も丁寧なので、独学でじっくり勉強できてよかったです。
・アルクのDVDは、実際にどのようなことを教えるのかが分かり、非常に参考になりました。
・本が24冊もあるので、時間と心に余裕が無いと中々大変で心が折れそうになります。今現在進行形で勉強していて、心が折れそうなりましたが、日本語教育について知っていくうちに、本を読むのがとても楽しくなりました。難しくて中々覚えられない時もありますが、日本人に生まれて良かったと思えるようになりました。
・外国人と仕事をする中で、外国人に教える教育係をしていて、自分で考えて教えていくのに限界を感じ、自分自身の教える技術も身に付けたいと思いアルクを選択しました。
・教材の量の多さにたじろぎましたが、1冊ずつの内容が濃いのに読みやすいです。まだ勉強している途中ですが、少しずつ続けていればそんなに苦も無く続けられそうかなと思っています。
・教材の内容が手厚いので、市販教材などに目移りすることなく、しっかりと取り組むことができます。他の市販教材を調べる時間や、あちらこちらに行っていた時間がなくなり、これだけを信頼して集中して勉強することができました。
・アルクの教材はあ、とにかく必要だと思われるものがそろっていて充実しているので、これさえ頑張ればいいと、信用して学習に取り組めました。
まとめ
NAFL日本語教師養成プログラムは、教材がとても充実しています。
最初は、冊数の多さに驚くかもしれませんが、テキストが講義風の読みやすい作りになっているので、止まることなく進めることができます。さらに、テキストと合わせてCDやDVD、単語集、問題集などの副教材も充実しいるのが嬉しいポイントです。
受講生限定サイトの「テストコ」を活用して計画的にすすめられるといいですね。
実際に日本語教師などで現場に立つようになってからも、見返して勉強をすることができるので、一生モノのの教材としてお使いいただけると思います。
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